ヒトラーとは何か


新訳 ヒトラーとは何か

セバスチャン ハフナー / 草思社




数年前からホロコーストやアウシュヴィッツに関して興味を持って何冊か文献を読んでいたのですが、肝心のヒトラーのことはよくわかってないなということで本作を読むことにしました。


いやー、ほんとうによくわかっていなかったんだなあというのが感想です。
いままでのヒトラーのイメージが過大な評価だったんだなあということが、鮮やかな切り口でよくわかります。
ついヒトラーとか、その人だけを見て独裁者と考えてしまうけれど、歴史的政治的背景、諸国との関連、全部ひっくるめて考えないといけない、その視点に気づかされました。



幸か不幸か、ヒトラーの存在は戦後のヨーロッパ諸国の植民地解体、アメリカとソ連の冷戦の誘発、いまのEUへと統合していく流れをつくり、結果的にはヨーロッパがひとつになろうとする方向へ向かわせたという事実。
そしてイスラエル建国に貢献(?)することになる。


そんなふうに考えたことなかった。
たとえば日本が戦争に勝っていたら、いまでも軍事国家で平和憲法もできなかっただろうし、歴史は相互関連が非常に強いことを、その繋がりを、もっと自覚して考えなくてはと思いました。



しかし全体として感じるのはヒトラーという存在が「理解できない」ということです。
理解できたら、それはもう「異常」の域です。




ふむふむと興味深く読みましたが、面白いわけではないので、読み進めるのにとっても時間がかかりました。
いつもは本を読んだらお菓子をいっしょに載せるのですが、とてもそぐわないので、今回はなし。
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by minori_sb | 2013-10-26 05:25 |


手作りお菓子と本の感想、日々のできごとについて


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