蛇行する川のほとり / 洋なしのタルト



久しぶりに読む恩田陸さんの本。
少女から大人に変わる、あの微妙な年ごろの女の子の心理描写はやっぱり逸品ですね。
ちらりと見え隠れする闇と、対照的な純粋性は読んでいていつも引き込まれます。


冒頭の詩のような文章。
はじめはなんのことかよくわからないのですが、最後まで読んでまた最初に戻ると、ストンと落ちてくる。
ぐるぐると回った円環が綺麗に閉じます。


それこそ、表紙の少女たちのように、輪になって踊っている感じ。
それぞれにどんな想いを抱えているかは目に見えないのだけれど、繋がってひとつの輪を形成している。
少女だからこそ持ちうる危うさと美しさも併存して。


物語は四人の少女がそれぞれの視点から語り進まれるのですが、その紡がれ方、バランスがとても心地いいのです。


久しぶりに、物語は面白いと、あのゾクゾクとした感情を味わいました。
最後までいかないとスッキリしないのも、恩田さんらしい。



長らく恩田陸さんの本は読んでいなかったのですが、また定番の作家さんとして読み続けたいなと思いました。
本はこころの栄養です、という言葉が浮かんできました。


 *


物語の季節は夏でしたが、読んだのは秋だったので洋なしを使ったタルトにしました。


c0276140_12553025.jpg

タルトってどちらかといえば男性よりは女の子が好みそうなお菓子のような気がします。
フルーツがたくさんのったタルトは、もうそれだけで乙女心をくすぐります。


今回はクレーム・ダマンドに旬の洋なしをたっぷり詰め込んで。
温かい紅茶といっしょに食べたいような、そんなお菓子です。







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by minori_sb | 2013-12-08 13:00 |


手作りお菓子と本の感想、日々のできごとについて


by minori

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